2024年08月29日
箱根といえば神奈川県内でも有数の観光地です。別荘やペンションなども多数あり、特にリゾート物件の需要が高そうなイメージがあります。そんな箱根町ですが、再建築不可物件や崖地物件などのトラブル不動産は売れるのでしょうか?
この記事では箱根町内の再建築不可物件・崖地物件の活用や売却に困られているオーナーの方、相続や投資用物件として取得された方向けに、箱根町内の不動産事情や物件の活用・売却方法についてご紹介します。
目次
箱根町の土地柄と不動産情報
足柄下郡箱根町は神奈川県西部に位置する町で、静岡県にも接しています。地名のとおり箱根山をはじめとした山々に囲まれ、自然が豊かな町です。町内には芦ノ湖や芦ノ湖スカイライン、箱根温泉などの観光地、ゴルフ場や公園などが点在し、国内外から多くの観光客が訪れます。
近年では地価は微増ではあるものの、アフターコロナによる観光の盛り返し、インバウンドの増加によって、今後はリゾート需要の高まりが期待されているエリアの一つです。
再建築不可物件・崖地物件などのトラブル不動産は売却可能?
自然が豊かで観光地として人気が高い箱根。リゾート需要で不動産が高値で売れると思われるかもしれませんが、残念ながら再建築不可物件・崖地物件の場合はなかなか厳しい状況にあります。
これらの物件は新築やリフォーム、増築などが制限される上、築年数も古い傾向があるので、どうしても不動産市場においては評価されにくいのです。売れない・不動産会社に仲介を断られてしまうというケースも珍しくなく、買い手が見つかったとしてもまず通常の物件と同じような値段では売れないことは覚悟しておいたほうがいいでしょう。
再建築ができるようにする
再建築不可物件はどうしても売れにくいですが、再建築不可状態を解消さえすれば普通の物件と同じように売却することは可能です。そもそも再建築不可物件とは接道義務違反で再建築が認められない状態になっています。建築基準法では敷地は幅員4m以上の建築基準法上の道路に2m以上接していなければならないと定められています。
たとえば接している道路幅が狭い場合は土地を後退させるセットバック、私道などに接している場合はそれを建築基準法上の道路として認めてもらう位置指定道路、道路の代替となる敷地を道路として認めてもらう但し書き道路申請といった手段を使えば接道義務を満たし再建築することが可能です。
また、接道義務をクリアした土地と隣接しているのであれば、それを買い取って合筆すればご自身の敷地も接道義務を満たせるようになります。
しかし、いずれも労力と費用がかかり、仮に物件が売れたとしても割に合わない結果になってしまう可能性が高いです。
売却までの手順は?
わざわざ苦労してお金もかけて再建築不可物件を再建築可能な状態にするよりは、再建築不可のまま売却したほうがまだ得策といえます。
まず不動産仲介会社を通じて売りに出すという方法があります。しかし、この場合は一般の人に対して売却をするということであり、不動産仲介会社はあくまでそれを仲介するだけです。買い手が見つからない限り、物件は放置状態となってしまいます。
隣人が土地を広げたいと考えている場合、隣人に売却してしまうという方法もあります。前述のとおり、再建築不可状態であっても接道義務を満たしている土地と合筆すれば、再建築は可能となります。ただし、隣人が土地を購入するという意向があってはじめて成立する方法であるため、現実的とはいい難いです。
おすすめなのは不動産買取業者に売却するという方法です。不動産仲介会社と違って買い手はその業者ということになるため、すぐに買い取ってくれるか、断られるかのどちらかです。再建築不可物件の取り扱い実績があるのであれば、買い取ってくれる可能性が高くなります。
崖地物件を売るためのポイント
崖の周辺にあって接道義務を満たしていない崖地物件に関しても、接道義務さえクリアすることで物件が売れる可能性が高まります。
たとえば物件が崖下にあるのであれば上階に出入り口を設けてそこから崖上の駐車場に接続し、さらに駐車場に間口を設けて接道させるという方法があります。
崖上に物件がある場合は、崖上あるいは崖下の最寄りの道路に対して間口を設けることで接道義務をクリアすることが可能です。
ただし、いずれも莫大な費用と手間がかかるため、やはりそのまま売却してしまったほうがスムーズです。
崖地物件に関しても不動産仲介か不動産買取のいずれかで売却することになります。不動産仲介会社の場合はやはり買い手がなかなか見つからないという点がネックです。半年~1年経っても音沙汰なしというケースも決して珍しくはありません。また、買い手は一般人となるため、契約不適合責任を負わなければならない点も要注意です。
不動産買取会社であればスムーズに売却できる可能性はありますが、業者はしっかりと見極めましょう。崖地物件に慣れていない業者だと買い取りを断られてしまうリスクもあります。また、足元を見て不当に物件を買い叩こうとする業者、契約不適合責任を理由に金銭を要求したり減額を請求してきたりする悪徳業者もごく一部存在します。信頼できる業者に相談することが大切です。
箱根町の再建築不可物件売却を諦めるのはまだ早い!
残念ながら箱根町内に限らず再建築不可物件・崖地物件の売却は厳しいと言わざるを得ません。しかし、まだ諦めないでください。不動産買取会社であれば買い取ってくれる可能性はあります。
しかし、再建築不可物件・崖地物件の扱いに慣れていない会社でないと、やはり買取を断られてしまう可能性が高いです。実績が豊富でかつ信頼できる会社を選びましょう。
トラブル不動産売却センターなら、有名観光地の物件も買取可能!
箱根町で再建築不可物件・崖地物件の売却をお考えでしたらトラブル不動産売却センターにお任せください。弊社はこれまで神奈川県の地域に密着してトラブル不動産に特化した取引を行ってきました。再建築不可物件・崖地物件をはじめいかなる物件にも対応可能です。たとえば再建築不可でかつ事故物件のような、複数のトラブルを抱えた物件に関しても買い取らせていただきます。
買取価格保証付きなので査定額から実際の買取価格が下がってしまうということはありません。代金は最短その日のうちにお支払可能。契約不適合は免責なので安心です。特に湖が見える物件、観光地に近い物件はリゾート需要が高いため、高額での買取も可能です。
どこに行っても断られてしまった、半年経っても一年経っても買い手が見つからないという方は、ぜひ弊社にご相談ください。