2024年06月20日
神奈川県の西部に位置する秦野市。住みよい環境と自然の豊かさの両面を持ち合わせるエリアです。今、都心を離れて落ち着いて暮らしたい、のびのびと子育てをしたいといった理由から地方に移住される方も多く、秦野市も移住者の受け入れに力を入れており、地価も上昇傾向にあります。
この記事では秦野市の不動産事情や再建築不可物件・崖地物件の売買の現状についてご紹介します。
目次
秦野市の地域性と不動産トピック
秦野市は秦野盆地に囲まれた街で、市の半分は山林が占めています。標高1409mの塔ノ岳をはじめ周囲は山に囲まれており、自然が身近に感じられる街です。夏は涼しく、冬は降雪が少なく、生活がしやすい気候といえます。
一方で市内には小田急電鉄小田原線が通っていて都心までのアクセスは1時間弱、東名高速道路や新東名高速道路も通っており交通の便は非常に良いです。
市内には大手メーカーの工場や拠点が数多くあり、新興住宅地の開発も進められていて、地価は近年上昇傾向にあります。今、地方に移住される方も増えてきており、今後も発展が期待されるエリアの一つといえます。
再建築不可物件や崖地物件は売却できるのか?
自然が感じられて気候も良く、都心へのアクセスも便利な秦野市。一般的な不動産であれば売れる可能性も十分にありますが、接道義務を満たしておらず再建築ができない再建築不可物件・崖地物件となると話は別です。これらの物件は建て替えはおろか増築やリフォームもできず物件の活用方法が限定されてしまうため、不動産市場においては価値が低いとみなされてしまいます。
そのため、再建築不可物件や崖地物件はどうしても買い手が少なく、二束三文でしか売れない、1年経ってもまったく売れないといった状況も珍しくありません。まず普通の物件と同じように売却するのは無理であることは念頭に置いておきましょう。
再建築不可物件を建て直せる状態にする
再建築不可物件は接道義務を満たしさえすれば、普通の物件と同じように売ることができます。自分の敷地を後退させてその分を道路として行政に明け渡すセットバック、接している私道などを建築基準法上の道路として認めてもらう位置指定道路申請、接している緑地や公園、農道などを道路の代替として認めてもらう但し書き道路申請などの方法があります。また、隣地が接道義務を満たしているのであれば隣人の土地を買収して合筆するという方法で接道義務を満たすことも可能です。
しかし、いずれも煩雑な手続きが必要になったり、莫大な費用がかかったりする上、確実に成功するとは限らないため、現実的とはいえません。
売却の進め方はどのようなものか?
再建築不可物件を売却する方法としては、不動産仲介会社を通じて売却する、隣人に売却する、不動産買取業者に売却するという3つの方法が挙げられます。
不動産仲介は不動産を売買する手段としてはごく一般的なものです。仲介会社を通じて売りに出し、買い手が見つかったら売買契約を結びます。しかし、再建築不可物件は前述のとおり資産価値が低いとみなされるためどうしても買い手が見つかりにくい傾向があります。1年以上売りに出していても音沙汰なしというケースもざらです。
先ほどとは逆パターンで、隣人に売却するというのも手です。隣人にとっては物件を買い取ってもらった後合筆すれば敷地が広くなるというメリットが得られます。ただし、隣人が物件を欲しがっていることが大前提です。
再建築不可物件の場合、不動産買取業者に売却するという方法が非常に有効です。買い手はその業者となるため、不動産仲介や隣人への売却と比較するとスピーディーに、かつ確実に売却できる可能性があります。ただし、再建築不可物件は不動産買取業者であっても断られる可能性がありますので、その業者が再建築不可物件の買取に対応しているか、実績があるかどうかを確認しましょう。
崖地物件を売る方法は?
崖の近くにある崖地物件に関しても、接道義務を満たす必要があります。たとえば建物が崖上にある場合は敷地から近くの道路に間口を設ける、崖下にある場合は崖上に駐車場を設けて道路と接続させるといった方法があります。
しかし、いずれも数百万円~数千万円もの莫大な工事費用がかかる可能性があるので、やはり現実的な方法とはいえません。
崖地物件を売却する方法としては、再建築不可物件と同様、不動産仲介会社経由で売りに出すか不動産買取業者に買い取ってもらうかのいずれかとなります。やはり不動産仲介会社で売りに出す場合は買い手がなかなか見つからず、半年~1年以上待たされるというケースもよくあります。
秦野市の再建築不可物件の売却を諦めるのは、まだ早い!
以上のように再建築不可物件・崖地物件を売却するのは非常に困難といわざるを得ません。これは秦野市に限らず、全国どこでも同じです。再建築可能な状態にすれば普通の物件と同じように売れる可能性もありますが、手間や費用がかかる上確実性もないため、やはりこれも難しいのが実情といえます。
しかし、諦めるのはまだ早いです。先ほどもご説明したように不動産買取業者であれば、これまで安値査定ばかりだった物件や、買い手がなかなか見つからなかったような物件に関しても、スムーズに売れる可能性があります。
ただし、契約不適合責任を持ち出して物件を買い叩こう、金銭を要求しようとする悪質な業者も存在します。
再建築不可物件・崖地物件の扱いに慣れていて、かつ信頼できる不動産買取業者を探すことが大切です。
トラブル不動産売却センターなら、豊かな自然に囲まれた物件も買取可能!
秦野市の再建築不可物件・崖地物件の売却なら、トラブル不動産売却センターにご相談ください。弊社は神奈川県において再建築不可物件・崖地物件をはじめとしたトラブル不動産の取引に特化した不動産買取会社です。これまで数多くの物件を好条件で買い取らせていただいた実績がございます。
ご相談いただいて最短1日で物件の売却・代金のお支払いが可能。安心の売却保証付きで査定額から買取価格が下がることもありません。たとえば再建築不可物件でかつ事故物件というように、複数のトラブルを抱えていてもOK。契約不適合責任は免責なので、後から減額や金銭の要求をすることもありません。
秦野市で再建築不可物件や崖地物件の処分に困られている方、どこに行っても断られてしまったという方は、ぜひご連絡ください。